AGEを測る事でわかる事
26日のAGE測定会イベント、いくつか興味あるとのお声をいただいております
ありがとうございます!
さて、そのAGEを計測して「何がわかるか?」
簡単に言うと身体の老化具合なんですが、少し詳しく書きたいと思います。
◯メタボの悪循環
内蔵型肥満で、かつ高血圧、高血糖、脂質異常症のうち2つが当てはまるとメタボリックシンドロームとされています。
AGEはこのメタボの早い段階から生成されているようです。
AGEは内臓脂肪を悪玉化させ、血糖値を上昇させます。血糖値が上がると…またAGEが生成されるという不健康のスパイラルに陥ってしまいます。
◯肌の弾力
お肌のコラーゲンは体温によって徐々に長い時間をかけてAGE化していきます。
そこに太陽の紫外線があたると変質し、シワやタルミになります。
またAGEは褐色の為、シミやくすみの原因にもなります。
◯動脈硬化
コラーゲンは血管にもあります。
これがAGE化して弾力を失うと…厚く硬くなり詰まりやすい血管になってしまいます。
◯骨粗相証
コラーゲンは骨にもあります。
骨のコラーゲンがAGE化すると強度が下がり、骨粗相証になる可能性があります。
また、AGEによって破壊された骨はカルシウムとして血中に溶け出し石灰化し、動脈硬化の原因にもなります。
◯白内障
黒目の奥でレンズの役割をしている水晶体、タンパク質があります。クリスタリンといいます。
クリスタリンがAGE化すると紫外線による酸化とあいまって白く濁り白内障となります。
クリスタリンの困ったところは…
肌のコラーゲンがだいたい28日で入れ替わるのに対して、一生新陳代謝されません。
時間の経過と共に確実にAGE化していきます。
脳内のタンパク質がAGE化すると…
βアミロイドというタンパク質に変質するものがあります。
これは組織に沈着しやすく、老人斑という斑点を作ります。これが広がると神経細胞を死滅させアルツハイマーへと繋がっていきます。
◯糖尿病
高血糖の状態が続いている為AGEをたくさん作り出してしまいます。
糖尿病の判断基準に使われる「ヘモグロビンA1c」はヘモグロビンが糖化してAGEになる手前の状態の物質です。
糖尿病は合併症を引き起こします。
神経障害、網膜症、腎不全などです。
AGEを測る事で、これらに対して今の自分がどのような状態であるかを知る事ができるのです。
知りたいですよね?
え?知らぬが仏?
知らない間に仏さまになってしまいますよ(笑)