夢のポストプレイヤー、北嶋秀朗がくれたクリスマスプレゼント
北嶋秀朗というフットボーラーを覚えているでしょうか?
市立船橋で高校選手権で得点王になり、
柏レイソルに入団しました。
彼が来た事で僕はレイソルを見に行くようになります。
そしてなぜか、近所でよく見かけました(笑)
若い頃の彼は尖っている印象で、あまり声をかけたり出来ない雰囲気がありましたね。
その後、清水エスパルスに移籍。
10年前、初めて降格した時に
なんと彼はJ1だった清水から柏に帰ってきます。 考えられない事でした
「なんとかして、その恩義に応えたい」
と、06年からしばらくはよく通い、声を枯らして彼の応援をしていましたね
(よく怪我をしていましたが)
生の観戦で一番多くゴールを見たのは北嶋秀朗です。僕の中では最強のFWです。
彼のプレイスタイルはポストプレイと言われる役割です。最前線で相手ディフェンダーと競り
味方からのパスを受けキープし、
攻撃の展開の第一歩になったりするプレイが多いです。
そのスタイルと、また厳しい時の柏に帰ってきた責務からでしょうか
よく味方、サポーターを鼓舞したり叱咤したり
精神的な支柱となっていました。
そんな彼が2012年夏に柏を離れる事となってしまいます。
自分もそれ以降、レイソルのスタジアムからは離れていったのですが
その年のクリスマスの事です。
移籍先の熊本から一旦帰ってきた彼がウチのお店にご家族で来て下さり、
ご注文されていたカラアゲ弁当の匂いを嗅いで奥様が「あー、やっぱりこの匂いだよね!」
と言って下さり
ツイッターで画像付きで「ここのカラアゲ最強」と言ってくれました。
涙が出ました。
やっていて良かった、と
なんとかしてこの恩義に応えたいと
その気持ちの高ぶりは
06年に全焼したようなレイソルに飛び込んできてくれた彼に思う気持ちと一緒でした。
その「最強」が自信となり
カラアゲナイトへと踏み出します。
以前、北嶋秀朗さんは雑誌のインタビューで
柏のサポーターは2トップのパートナーのようなものだと語っていました。
彼は僕に対してポストプレイをしたのです。
「最強だから、上がってこい!」と。
その一歩を踏み出すためのチャレンジへのキープをやってくれていたのだと思います。
最強はあなたです、北嶋秀朗さん。
柏からいなくなっても、引退しても
僕の前にポストプレイでキープして鋭い眼光で見ています、来いよ!と。
カラアゲナイトでは目標をクリアしました。
それは人生というゲームタイムの中では1点取ったぐらいだと思います。
キャリアゴール数73
それを自分の目標とし、人生の終了の笛がなるまでやってやれ!でいくつもりです。